水痘(みずぼうそう)ワクチン
水痘(みずぼうそう)を予防するワクチンです。
このワクチンの接種により水痘(みずぼうそう)に対する抗体ができ、かかりにくくなります。
予防できる感染症
水痘(みずぼうそう) | 水痘帯状疱疹ウイルスによって発生する発疹性の病気で、9歳以下の小児の発症が9割以上を占めます。 主な症状は、発熱、発疹(皮膚の表面が赤くなる紅斑から、水ぶくれを経てかさぶたになる)で、小児は、熱性けいれん、肺炎、気管支炎などの合併症に注意が必要です。 |
---|
接種対象と推奨スケジュール
1回目は生後12ヵ月から15ヵ月までの間に接種します。2回目は、1回目接種から3ヵ月以上の間隔をおいて(標準的には1回目接種後6ヵ月~12ヵ月経過した時期に)接種します。
参考資料:日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2023年4月改訂版)
水痘(みずぼうそう)は、発熱と全身性の発疹が主な症状ですが、多くの合併症が知られており、成人や妊婦、免疫不全患者等は特に重症化のリスクが高く、命に関わる病気です。そのため、2014年10月から定期接種で受けられるようになりました。
参照:
- 厚生労働省 水痘 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html
-
国立感染症研究所 水痘ワクチン定期接種化後の水痘発生動向の変化
~感染症発生動向調査より・第3報~ https://www.niid.go.jp/niid/ja/varicella-m/varicella-idwrs/7620-varicella-20171020.html