ロタウイルスワクチン
ロタウイルスによる胃腸炎を予防するワクチンです。
このワクチンの接種によりロタウイルスに対する抗体ができ、ロタウイルスによる胃腸炎の重症化を予防することができます。ただし、ロタウイルス以外のウイルスによる胃腸炎を予防することはできません。
予防できる感染症
ロタウイルス感染症 |
ロタウイルスによって発生する急性の胃腸炎です。 乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすく、5歳までにほぼすべての子どもがロタウィルスに感染するといわれています。 主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐、発熱、腹痛で、脱水症状がひどくなると入院が必要になることがあります。 |
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接種対象と推奨スケジュール
ワクチンの種類(1価、5価)により接種スケジュールが異なります。1価は2回、5価は3回接種となります。
いずれも、初回接種は生後2ヵ月~14週6日(15週未満)までに行います。2回目以降は27日以上の間隔をあけて接種します。
参考資料:日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(2023年4月改訂版)
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらのワクチンも定期接種の対象となります。1価ワクチンは2回接種、5価ワクチンは3回接種します。