ジフテリア
のどや鼻に感染し、発熱やおう吐、頭痛、咳などにはじまり、嗄声(声がれ)や犬吠様咳嗽(犬吠え様のせき)などの症状があります。偽膜と呼ばれる膜ができ、窒息して亡くなることもあります。
主な症状・経過
- のどや鼻に感染し、発熱やおう吐、頭痛、咳などにはじまり、扁桃や気道に偽膜(厚い灰白色の層)を形成して呼吸困難となり、嗄声(声がれ)や犬吠様咳嗽(犬吠え様のせき)など特徴的な症状があります。
- 咳など飛沫を介して感染し、毒素を放出します。
- ジフテリア毒素が血液とともに離れた臓器まで運ばれて、心臓や神経の病気を起こすことがあります。他に眼や鼻、粘膜に病変をきたす場合もあります。
- ジフテリアにかかった場合、一般に10%程度の方が亡くなってしまうといわれています。また、特に5歳以下や40歳以上の年齢の場合は重くなりやすく、最大で20%の方が亡くなってしまうといわれています。
特徴
原因となる病原体 | ジフテリア菌 |
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感染経路 | 飛沫感染 |
合併症 | 心筋炎や心筋障害、末梢神経麻痺、他に眼や鼻、粘膜に病変をきたすことがあります。 |