突発性発疹
乳児期に発症するのが特徴です。3日間程度の高熱の後、解熱するとともに皮膚がところどころ紅色にまだらになる発疹が出現し、数日で消えてなくなります。発熱したときはまず受診しましょう。
主な症状・経過
- 突然の高熱と解熱前後の発しんが特徴です。
- 38℃以上の発熱が3日間ほど続いた後、解熱とともに鮮紅色の発疹(斑丘疹)が体を中心に顔、手足に数日間現れます。
- それに伴う症状として、下痢、眼瞼浮腫、大泉門膨隆(だいせんもんぼうりゅう)、リンパ節腫脹などがあげられますが、多くは発熱と発しんのみで経過します。
- 予防方法、特別な治療方法はなく、症状を少し楽にする対症療法が行われます。
特徴
原因となる病原体 | ヒトヘルペスウイルス(6型、7型) |
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感染経路 | 保護者や兄弟姉妹等の唾液等から感染 |
かかりやすい年齢 | 生後2ヵ月~4歳頃 |
参照:
- 厚生労働省 保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版) https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000201596.pdf
- 国立感染症研究所 突発性発疹とは https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/532-exanthem-subitum.html