同時接種について
「同時接種」とは、2種類以上の予防接種を同時に同じ接種者に対して行うことです。
日本小児科学会は、“ワクチンの同時接種は、日本の子どもたちをワクチンで予防できる病気から守るために必要な医療行為であると考える”としています。
同時接種によって、それぞれのワクチンの有効性に影響があったり、有害事象・副反応の頻度があがることはありません。
- 同時接種のメリット
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- 各ワクチンの接種率が向上する。(接種忘れがなくなる)
- 子どもたちがワクチンで予防される感染症から早期に守られる。
- 保護者の負担が軽減する。
接種部位について
皮下接種部位の候補場所として、上腕外側と大腿前外側があげられます。
上腕ならびに大腿の同側の近い部位に接種する場合は、接種部位の局所反応が出た場合に重ならないように、少なくとも2.5cm以上あけます。
公益社団法人 日本小児科学会「日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方」より引用