Hib(ヒブ)感染症
[細菌性髄膜炎、喉頭蓋炎等]
Hib(ヒブ)感染症は、ひどくなると肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等を起こし、亡くなることもあります。難聴などの後遺症が残ることもあります。ほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児は注意が必要です。
主な症状・経過
- 症状がないまま日常生活を送っている子どもも多くいます。
- 脳を包む髄膜、のどの奥の喉頭蓋、肺などに炎症を起こします。
- 髄膜炎では、風邪の症状につづき、発熱、嘔吐などがあり、進行すると意識障害、けいれんなどがみられ、急速に悪化する場合があります。
- 死亡率は3~6%、特に髄膜炎の場合は生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すといわれています。
特徴
原因となる病原体 | インフルエンザ菌b型(Hib) |
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感染経路 | 主に飛沫感染 |
かかりやすい年齢 | 3ヵ月~5歳(特に2歳以下に多い) |
合併症 | 肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等など。 髄膜炎にともなう合併症は多く、死亡や脳の障害などのほか、難聴(聴力障害)などが起こることがあります。 |
参照:
- 厚生労働省 Hib感染症 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/hib/index.html
- 国立感染症研究所 細菌性髄膜炎とは https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/404-bac-megingitis.html
- 国立感染症研究所 小児における侵襲性Haemophilus influenzae感染症の臨床像-血清型解析の重要性 https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2253-related-articles/related-articles-401/3695-dj4011.html